■クイーン・プロダクションからの返事 (2010年12月6日)

 

なんと、クイーン・プロダクション所属のブライアンのguitar-techの Pete Malandrone氏から私宛てにメールが届きました。

 

実は先日、「レスペ用 新しいPU配線の提案」にあるピックアップ配線図と活用例を英訳して、ブライアンの事務所宛てにメールしたのです。

 

返信は2回に分けて送ってきたらしいのですが、どうやら私のPCが1回目をブロックしてしまったらしく、2回目しか届いていませんでした。よって1回目の内容は不明ですが、2回目の内容を簡単に要約すると、

 

「この配線はとてもよく思え、非常に興味があります。機会があれば是非試してみたいです。もしもテストしてみたらまたその感想を連絡します」・・・

というものでした。

 

社交辞令だけかもしれませんが、ちゃんと返信を頂いただけでも感激しました。

 

 

コメント: 6
  • #6

    すこんブライアン (火曜日, 15 3月 2011 09:58)


    コナンさん

    ありがとうございます。
    TAKUさんからも同様の書き込みを頂きましたので、BBSのほうへ移動しますね。

  • #5

    コナン (土曜日, 12 3月 2011 08:51)

    すこんブライアンさん

    パラ配線って結局はストラトサウンドが基本にあってその音を(実際はPUの特性上無理とは思いますが)求めてしまうからと思います。

    ブライアンが好きな人でもそれ以外の曲を弾きたい

    しかしシリーズだと音が違う・・・
    ギターを2本持つゆとりが無いとか持ち変えずに色んな曲を弾きたいとか個人的な事情や趣味があると思います。

    僕はまだすこんブライアンさんの配線は試していませんがストラトタイプは自分は弾きにくいがストラトを弾いているアーチストの曲も弾いてみたい等欲望があるので両方の音色を表現出来るすこんブライアンさんの配線はシンプルで実用的だと思います。

  • #4

    すこんブライアン (金曜日, 11 3月 2011 07:27)


    コナンさん

    ご無沙汰しております。

    今見ました。
    本当ですね(笑)。お知らせありがとうございます。
    ミニスイッチということは、多分ほぼ同じ配線でしょうね。
    まあ、個人で試される分には自由ですからねぇ。

    私も、今の配線を含めて3パターンほど考えましたが、結局は掲載したパターンが一番シンプルで使い勝手が良かったですね。
    最近メールでお礼や質問を頂くので、やはりパラレル接続もしたいという要望は多いのですね。

  • #3

    コナン (木曜日, 10 3月 2011 17:32)

    お久しぶりです。

    K’zワークスさんのブログで新しい配線のスイッチパネルが、試作ではあるようですが掲載されています。

    スライドSWバージョンとトグルSWバージョンですがパラとシリーズの全てが可能と・・
    すこんブライアンさんの配線を試みているのでは?とおもいました。

    一度覗いてみては?(笑)

  • #2

    コナン (月曜日, 31 1月 2011 16:00)

    先送りのCD情報の訂正です。
    タイトルは 華麗なる復活
    ジャケットはブライアンとコージーのプレイ中の写真が左右にあります。

    確かこのCD以外ではStar Freetのデジタル音源は無いと思います。

  • #1

    コナン (月曜日, 31 1月 2011 08:37)

    すこんブライアンさんこんにちは。
    レッドスペシャルとEVHの考察 のページで気になった部分があったので情報を流します。

    無敵艦隊Star Freetはブライアンメイ・コージーパウエルのCDに収録されていますよ。

    もう絶版かも知れませんが確か黄色と黒のバックにコージーとブライアンの写真がジャケットです。
    CD持っていますが手元に今無いのでタイトルは分かりませんが、ブライアンのソロアルバムの中にセットで収録されていますよ。

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■スタジオのブライン・メイ サウンド

 

スタジオでのブライアン・メイ サウンドも、あの「ギター・オーケストレーション」に代表されるように、かなり個性的なのは有名です。初期のライブでは、和音が出せる楽器はギターだけである事が多いことから、いたってワイルドでシンプルなサウンドであったのとは対照的です。

 

このサウンドを出すために、VOXから特別に「Brian May Special」なる10Wの小出力コンボアンプが限定で発売されたこともありました。これは、ジョン・ディーコンが自作した小出力のトランジスタ・アンプ(通称:Deacyアンプ)を再現したもので、他にもかなり高額なものが出回っているようです。

 

しかし、身近にある安い機材で、かなり似た音を出すことが可能です。

私はDeacyアンプの存在など知る遥か前の高校時代(1982年頃)に、友人が練習で置いていった安物の小出力ベースアンプ(確か、グヤトーンのZIPシリーズの20Wアンプ)と、ジム・ダンロップのクライベイビーで、偶然にも「グッド・カンパニー」や「レイジング・オン・ア・サンデー・アフターヌーン」でブライアンがやっていたような音に近いものが出て喜んでいたことがありました。

 

このようなベース用の小出力トランジスタ・アンプに、クライベイビーを色々なポジションで“半止め”することにより、ストリングス系やホーン系に近い音を出すことができ、マルチトラック・レコーダーでオーヴァーダブすることによって、QUEENもどきの音作りが楽しめます。

 

「どうしても市販のシグネイチャー・アンプが欲しい」という人以外は、簡単に安く入手でき汎用的な機材を流用するのも楽しいものです。

 

 

VOX Brian May Special アンプ(Korg のオフィシャルサイトより引用)
VOX Brian May Special アンプ(Korg のオフィシャルサイトより引用)

上は以前VOXより限定発売された、「Brian May Special 」アンプ。

下の左は、私が使用したと思われるGuyatoneの20Wのベースアンプ。 右はジム・ダンロップ社の「クライベイビー」です。

 

 

■モデリング・エフェクターについて

 

下の画像の左はdegiTechのブライアン・メイ・ペダルです。(サウンドハウスHPより画像引用)

 

ブライアン・メイ監修のもと、ブライアン・メイ&クイーンのサウンドを再現するモデリング・デバイス。

以下のサウンドがモデリングされているそうです。

 

1. Keep Yourself Alive
2. Bohemian Rhapsody
3. Tie Your Mother Down
4. We Will Rock You/Champions
5. Crazy Little Thing Called Love
6. Brighton Rock Solo - Live
7. Deacy Tone / A Winter’s Tale

 

レッドスペシャルのコピーモデルやブースター、アンプを持っていない人にとっては手軽にブライアン・メイ・サウンドを出すための強力なサポートとなることは間違いありません。

 

 

サンプリング(モデリング)エフェクツは、確かにそれらしい音が手軽に出せますが、何となく虚しさを感じるのは私だけでしょうか? グランドピアノの音源をサンプリングした安いキーボードと同じような気がします。 デジタルを否定する化石のようなアナログ人間と言われればそれまでですが、ギタリストの音というのはその人の個性に関わること。それをパッケージにして高額なエフェクターに詰め込むのは何となく違和感があります。

 

サンプリング・エフェクターで色々なギタリストの音が出せれば確かに便利ですが、エキップメントの試行錯誤のプロセスこそが面白いのであって、それを飛び越して結果だけ得ることは確かに楽ですが、何と味気ないことでしょうか。

 

因みに、右の画像は私が所有している某社のサンプリング・マルチ・エフェクターです。

あやゆるエフェクターの音がこのコンパクトな1台でまかなえ、とても良い商品だと思います。

購入後2,3日だけ遊んで使っていましたが、その後すぐに飽きて押入れにしまっていました。

 

全ての音が平均点以上ですが、個人的にはどの音にも満足できるものはありませんでした。

結局、私のような下手な一般ギタリストでも、「自分の好きな音」、「気持ちいい音」は決まっているのです。

 

但し、私は歌が下手なので、フレディーとロジャーの 声をデジタルサンプリングしたマイクでも発売されたらすぐに買うかもしれません(笑)。 あれ? さっきの意見と矛盾してますかね・・・? 

 

 

■クイーンのスコア譜について

 

クイーンについては、中学生時代から色々な楽譜を買いました。

ギターの弾き方自体がなんとなく理解できるようになってからは、楽譜はあくまでヒントとしてしか見なくなっていました。しかし、初心者にとっては上達の助けとなるような素晴らしい楽譜もあればそうでないものもあります。

 

左側の画像にある私が今でも所有している楽譜(ピアノ譜含む)は、とても参考になるものでした。

 

名指しで恐縮ですが、右の「Live KIllers」のタブ譜はひどかった・・・ 今でも覚えています。

単音・和音やコードポジション、スケール、運指を無視したタブ譜。 普通に弾ける曲が難解なものになっていました。

クイーンをあまり聞いた事がない人が、一夜漬けでコピーしたとしか思えませんでした。

「Love Of My Life」はロー・コードがメインで、わりと一般的なアルペジオが主体ですが、超難解なポジションで書かれていたのを思い出します。 この楽譜はすぐに誰かにあげてしまいました。

 

ギタリストによって手クセがあり、簡単な曲も難しいポジションで弾く人もいるかもしれませんが、ブライアンはかなり合理的に(特に長い親指を活用して)楽なポジションで弾いているタイプだと思います。

ただ、ブライアンのテクニックが難解なのは、なめらかで簡単そうなソロでも、かなりの音数を弾いていることです。 無駄な音数で早弾きに見せかけるギタリストが多い中で、全く対極にあると言っていいでしょう。

 

今思えば、目くじらを立てるようなことではありませんが、マスター過程の少年にとっては、楽譜の良し悪しがそのバンドのコピーを楽しくできるか、難解で投げ出してしまうかの重要なものであったように思います。

 

ギターの場合はピアノと違い、色々なポジションで色々は弾き方があり得るのが厄介なところです。 

昔はひどくて雑な楽譜も多かったですが、それを必死にアレンジしていました。最近のものはかなり良くなっていますね。 ただ、あまりにも雑なタブ譜をつけるくらいなら、5線譜とコード表記だけのシンプルで安い楽譜のほうが想像力を働かせられます。

 

 

 

■ブライアン・メイの曲

 

確かクイーンの曲の中で、ブライアンの曲で全米か全英のヒットチャートで上位となったのは「We Will Rock You」と「One Vision」くらいでしょうか? 「Save Me」でさえ全英11位が最高のようです。

 

フレディーの曲がどれだけヒットしたかは語る必要もありませんが、ロジャーやジョンはもともと提供している曲がブライアンよりもかなり少ないので、「打率」ならぬ「ヒット率」を考えれば、ブライアンはクイーンのコンポーザーとして見るとちょっと寂しい気もします。

 

もちろん、アルバムの構成として、結果的にヒットチャートに結びつかない隠れた名曲はいくつか必要で、この役割の多くをブライアンが担っていた(初期はジョンがそうでした)ような気がします。

 

ブライアンの曲はヘヴィでかっこいいギターのリフを持つ曲(「Keep Yourself Allive」「Now I'm Here」「It's Late」「hammer To Fall」「One Vison」「Tie Your Mother Down」「Fat Bottomed Girl」など) か、美しいメロディを持つオーソドックスな曲(「Long Away」「All Dead」「Save Me」「Leaving Home」など)が挙げられます。前者がライブでカッコいいのはご存知の通りですが、後者はアルバムを聴くたびに「ああ、こんなにいい曲だったんだなぁ」と思わせてくれます。

 

しかし、ブライアンの堅実な性格が邪魔しているのでしょうか、ヒットチャートではいまひとつ突き抜けられませんでした。

 

説明の必要のない変幻自在さでファンを驚かすのが大好きなフレディ、「Radio Ga Ga」「Kind of Magic」などまるでヒーリングミュージックのような飽きのこない「不思議系」の曲で頭角を現したロジャー、「I Want to Break Free」などの名曲から「Another One Bites the Dust」などでファンを驚かせたジョン・・・

 

他のメンバーと比較すると、ブライアンの真面目さ故か、遊び心や過激さが足りないのかもしれません。  

しかし、ブライアンの曲はとても好きです。

 

 

■QUEEN + ポール・ロジャース

 

2005年にブライアン・メイ、ロジャー・テイラーに加えて、ポール・ロジャースをヴォーカルに加えて世界ツアーを行いました。 このメンバーが果たしてQUEENなのか?といった賛否両論があったのは記憶に新しいですね。

 

私は知人が埼玉アリーナのチケットをとってくれたにもかかわらす、結局行きませんでした。

今更、このメンバーによるツアーの賛否を評論するつもりは毛頭ありません。

行った知人は皆「予想外に良かった!」というものであり、行かなかった事をちょっと後悔しているのも事実です。

 

私個人の気持ちとしては、やはりQUEENと名乗れるのは、フレディー、ジョン、ブライアン、ロジャーが揃ってこそで、最近のブライアンとロジャーの活動は、ちょっと商業主義に走っているような気がします。

ジーン・シモンズの個人商会と化してしまったKISSの例を思い出しました。

 

この点では、ブライアンとロジャーに追随せずに、あっさり引退してしまったジョン・ディーコンはさすがに思慮深い人物だと思います。QUEENの中でも、ブライアンとロジャーは我が強くよく対立していたそうですが、フレディーとジョンが穏便に問題解決にあたることが多かったようです。

 

また、ポール・ロジャースは素晴らしいヴォーカリストですが、ちょっと唐突な気がしました。

映像を見て、まるで「尾崎紀世彦&クイーン トリオ」と思ったのは私だけでしょうか??

ジョージ・マイケルやゲイリー・シェローンなら私も行ったかもしれません(笑)

 

QUEENブランドの使用権についての契約条項などはよく知りませんが、バラバラのメンバーで活動するよりも、むしろQUEEN当時の未公開映像・楽曲・資料などの管理や公表などを主な活動としてほしい気がします。

 

もちろん、ブライアン・メイとしてのソロ活動には今後も期待しています。

 

コメント: 2
  • #2

    starfleet-planning (火曜日, 16 11月 2010 11:35)

    コナンさん

    ご無沙汰です。

    以前BShiで放送した「ワールド・スーパー・ライブ:伝説のギタリスト」をご覧なりました?
    Char氏と野村義男氏が出演して冒頭の数十分がブライアン・メイの特集で、ブライアン&QUEENの凄さについて語っていたのですが、2008年のウクライナでのポール・ロジャース参加のライブ4曲をとてもいい画像・音質でやっていました。(その後フレディーのQUEENも勿論放映されました)

    フレディーの全盛期と今のポール・ロジャースを比較するのもどうかと思いますが、声量、声質、パフォーマンスともに全く違うので「別のQUEEN」ですね。

    フレディーのライブは、衝撃→笑い→涙→感動 と、いつも大きなものが心に残っていました。ポール・ロジャースも生で見ないとフェアな比較になりませんが、無難な歌唱力の上手さが光っているように思いました(笑いと泣ける要素は全くありませんが・・・)。

    仰るように、トリビュートのジョージ・マイケルには心を打たれましたね。私も思わずフレディーが乗り移ったのかと怖くなったくらいです。ジョージ・マイケルとゲイリー・シェローンの2人は本当にフレディーとQUEENの音楽を愛しているのがわかりました。

    ジョージ・マイケルがQUEENを熱唱し、後ろでジョンがニコニコしながらベースを弾いている・・・ 見てみたいですねぇ


    すこんブライアン

  • #1

    コナン (月曜日, 15 11月 2010 18:26)

    すこんブライアンさん

    前回までGRECOのページでお名前を間違っていて申し訳ありませんでした(苦笑)

    QUEEN+ポールロジャースのライブ…僕も行かなかった仲間です。

    また、行った友人にも同じように言われて少し後悔したのを思い出しました。

    ブライアンのソロを見に行くと考えればよかったんだ!ってね(笑)


    QUEENのネームを使わないでライブだったら行ったかもですね。

    ジョージ・マイケル……彼しか僕はフレディの代わりとしては務まらないと思っています。
    トリビュートでの彼のパフォーマンスはフレディがのり移ったかのようでしたからね!

    ジョージ・マイケル+でやってくれないかな~(笑)