■クイーンのスコア譜について
クイーンについては、中学生時代から色々な楽譜を買いました。
ギターの弾き方自体がなんとなく理解できるようになってからは、楽譜はあくまでヒントとしてしか見なくなっていました。しかし、初心者にとっては上達の助けとなるような素晴らしい楽譜もあればそうでないものもあります。
左側の画像にある私が今でも所有している楽譜(ピアノ譜含む)は、とても参考になるものでした。
名指しで恐縮ですが、右の「Live KIllers」のタブ譜はひどかった・・・ 今でも覚えています。
単音・和音やコードポジション、スケール、運指を無視したタブ譜。 普通に弾ける曲が難解なものになっていました。
クイーンをあまり聞いた事がない人が、一夜漬けでコピーしたとしか思えませんでした。
「Love Of My Life」はロー・コードがメインで、わりと一般的なアルペジオが主体ですが、超難解なポジションで書かれていたのを思い出します。 この楽譜はすぐに誰かにあげてしまいました。
ギタリストによって手クセがあり、簡単な曲も難しいポジションで弾く人もいるかもしれませんが、ブライアンはかなり合理的に(特に長い親指を活用して)楽なポジションで弾いているタイプだと思います。
ただ、ブライアンのテクニックが難解なのは、なめらかで簡単そうなソロでも、かなりの音数を弾いていることです。 無駄な音数で早弾きに見せかけるギタリストが多い中で、全く対極にあると言っていいでしょう。
今思えば、目くじらを立てるようなことではありませんが、マスター過程の少年にとっては、楽譜の良し悪しがそのバンドのコピーを楽しくできるか、難解で投げ出してしまうかの重要なものであったように思います。
ギターの場合はピアノと違い、色々なポジションで色々は弾き方があり得るのが厄介なところです。
昔はひどくて雑な楽譜も多かったですが、それを必死にアレンジしていました。最近のものはかなり良くなっていますね。 ただ、あまりにも雑なタブ譜をつけるくらいなら、5線譜とコード表記だけのシンプルで安い楽譜のほうが想像力を働かせられます。
■QUEEN + ポール・ロジャース
2005年にブライアン・メイ、ロジャー・テイラーに加えて、ポール・ロジャースをヴォーカルに加えて世界ツアーを行いました。 このメンバーが果たしてQUEENなのか?といった賛否両論があったのは記憶に新しいですね。
私は知人が埼玉アリーナのチケットをとってくれたにもかかわらす、結局行きませんでした。
今更、このメンバーによるツアーの賛否を評論するつもりは毛頭ありません。
行った知人は皆「予想外に良かった!」というものであり、行かなかった事をちょっと後悔しているのも事実です。
私個人の気持ちとしては、やはりQUEENと名乗れるのは、フレディー、ジョン、ブライアン、ロジャーが揃ってこそで、最近のブライアンとロジャーの活動は、ちょっと商業主義に走っているような気がします。
ジーン・シモンズの個人商会と化してしまったKISSの例を思い出しました。
この点では、ブライアンとロジャーに追随せずに、あっさり引退してしまったジョン・ディーコンはさすがに思慮深い人物だと思います。QUEENの中でも、ブライアンとロジャーは我が強くよく対立していたそうですが、フレディーとジョンが穏便に問題解決にあたることが多かったようです。
また、ポール・ロジャースは素晴らしいヴォーカリストですが、ちょっと唐突な気がしました。
ジョージ・マイケルやゲイリー・シェローンなら私も行ったかもしれません(笑)
QUEENブランドの使用権についての契約条項などはよく知りませんが、バラバラのメンバーで活動するよりも、むしろQUEEN当時の未公開映像・楽曲・資料などの管理や公表などを主な活動としてほしい気がします。
もちろん、ブライアン・メイとしてのソロ活動には今後も期待しています。
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